石の穴についての考察


日本製:ダイヤモンドドリル
直径0.8ミリ
ダイヤモンドの粉をまぶした部分
は5ミリです【¥2,000】
石の穴は開け始めの部分と開け終わりの部分で大きさが違います。インドでももちろん電動のドリルを
使っていますがドリルの心棒がブルブル震えています。だから開け始めの穴が大きくなるのです。
シリコンゴムもこの方向から通すと簡単に通ります。一つ一つをチェックしてワイヤー針に通すのは
時間がかかりますので、お気に召すままワイヤーにお通し下さい。それでもどうしても通らないのは
ワンブレスで1個か2個です。
最初の1個:ワイヤー針に通す最初の一個はなるべく大きめの穴の石を選びましょう。その方が先端
の丸い環が潰しやすいです。最後に結び目の処理をするのも楽です。【最後の1個も大きめの穴が
グッドです】

インドのドリル
インド現地での穴あけ現場ではサリー姿の女性が薄暗い部屋で1日中作業をしています。北インドでは珍しく女性でした。
穴あけの手順は、最初ドリルの先に石を当てるときは,親指と人差し指で石を挟み穴あけを開始、直ぐに人差し指の上
に乗せて開けていきます、穴があく直前にまた親指と人差し指で挟み穴あけを完了、そしてそのままポタと石を下においてある
水桶に。最終段階は熱と振動でアク寸前を感知するのだと思います。
ワイヤーは問題無いのですが【自在に曲がる為、少々穴がカーブしてても通ります】、針が通らないことが時としてあります。
穴を真直ぐにしたい,そうすればこの石が使えるのにとの思いからイロイロ試してみました。
日本製のドリルも一案でした。しかしこれはダメでした。あまりにもデリケート,脆すぎます。細心の注意を払ってもほんの数個で
¥2,000のドリルが終わりです。
インドでは一人で何千何万個も開けている,これはタダ単にスキルの問題だけではないに違いない、答えはドリル。
思い立ったら直ぐに行動、インドの取引先にドリル送って。もちろん断られました。日本で穴あけをされたら商売上がったり。
これはインド人の考えすぎ。日本でやれば高くついてダメ,それに穴あけ需要ありますか?
そんな時に、インドのドリルを発見。
ラピスラズリのさざれ石です。抜こうとして抜けないので,横にもう一つ
穴が開けられています。

このドリルの映像から汲み取れること,ワトソン君になったつもりで考えてみましょう
1.このドリルに値打ちは無い
*高価なものなら石を壊してドリルを回収するはず
*高価な物は【例えばダイヤのチップ】取り去ったのでこの状態では無価値
(先端部分でガラスを引っかきましたが滑りますー超硬合金ではなさそう)
あなたならどう考えますか?

2.このドリルの映像には価値がある
*ドリルの両端が丸くなっていました、研磨して,穴あけをして出荷と考えていましたが、
ひょっとしたら、穴あけをしてからもう一度研磨しているのかも知れない
*この映像をインドへ送り,(もちろんe-mailで)、使っているドリルのことは良く知っている、
次便で2−3本と再交渉の材料に出来る。